2006年01月31日
名字の言:2006-01-31 先駆者の功労
先駆者の功労
いつの時代でも、新しい道を切り開いた先人の生き方には学ぶべき点が多い。
日本の写真術の始祖とも知られる上野彦馬。幕末から明治にかけて長崎の地で活躍した。当初は現像薬もなく、 自前で調合するには並々ならぬ苦労と時間を要した。例えばアンモニアを作る際、あまりの臭気に近隣の人たちが騒ぎ立て、 長崎奉行所に訴えられたことも。果ては“彦馬は魔術師”との中傷が流され苦境に。だが彦馬は“あらゆるものの真実の姿を写したい”との信念を貫いた。その甲斐あってか、現代の私たちは、 彼が撮影した肖像写真で坂本龍馬の雄姿を目にすることができる。先駆者の功労は、後世に輝きを放ち、今を生きる人に勇気を与えてくれる。
先日、お会いした多宝会の婦人。旧習の深い地域で、黙々と40数年間、仏法を語り、実践してきた。地域のため、 友のために尽くす婦人には、10人以上の聖教愛読の友人がいる。その婦人が語ってくれた。「人を幸せにできる人が本当の幸福者」と。
学会には数多くの先駆者がいる。師と共に広布のために、地域のために――その信念と行動を貫き、築かれた師弟の民衆城。 草創の偉業をいかに受け継ぎ、どう発展させていくか。後継の責任を改めて深く自覚したい。
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